本イベントは終了しました。開催の記録は こちら
日時:7月17日(日)14時〜16時30分
場所:カトリック麹町聖イグナチオ教会 ヨセフホール
東京都千代田区麹町6-5-1
JR中央線(麹町出口)/東京メトロ 丸の内線・南北線(赤坂出口) 四ツ谷駅下車(徒歩1分
参加申込:prisonart.jp@gmail.com まで。
スピーカー:五十嵐弘志さん(NPO法人マザーハウス代表)、阿部恭子さん(NPO法人World Open Heart代表)※今回は諸事情によりご参加が叶わなくなりました、石塚伸一さん(龍谷大学教授)、風間勇助(話題提供者)
えんたくの進行予定
14時〜 企画説明(10分)
14時10分〜 話題提供者より課題を発表
14時30分〜 五十嵐さん、石塚先生などさまざまな関係者からアイデアをもらう
15時20分 休憩
15時30分〜 一般の参加者によるグループワーク(公募展のテーマなどを考える)
16時〜 グループの意見を発表
16時30分 終了予定
企画趣旨
受刑者から作品を募集する際のテーマを一緒に考えませんか?
「えんたく(円卓式会議)」は、課題共有型のミーティングです。
話題提供者から出される悩み・課題に対して、そこに集まったさまざまな人々がアイデアや意見を出し合います。
今回のお悩みは、受刑者から作品を募集するテーマ、あるいはその方法などです。
刑務所の中では、使える文具が限られています。
その中で応募することができる、誰でも応募しやすいようなジャンル(詩、短歌、絵など)はどのようなものがあるか。応募用紙として白紙の画用紙1枚でも受刑者に送ることはできないのか。外から送ることができないとしたら、刑務所中で表現に用いることができる素材を入手する方法はあるのか。
あるいは作品の応募では、例えばペンネームを用いることを強制にするのか、本人が希望すれば本名でもいいのか。その他に必要な配慮があるのか。
さらには、テーマも重要になってきます。刑務所という生活の中では、常に「反省」「更生」「再犯防止」がテーマになることが多いです。当然ながら刑務所は、罪と向き合うための場所だからです。反省している態度を示すことで(それを条件として)、社会においてその表現が許容されているともいえます。
しかし、罪と向き合う、あるいは自身と向き合いそれを社会の人に表現するテーマは「反省」や「更生」だけでしょうか。
たとえば、監獄島で有名なアメリカのアルカトラズ島は、現在では観光地ともなっていますが、「Future IDs(未来の身分証)」と題する展覧会が開かれました。過去に有罪となった経験を持つ人々が、未来の自分のビジョンを考え、刑務所で発行されるID(身分証)とは異なる、自分なりの身分証を表現しています。
刑務所内で閉じられた表現は、刑務官に向けた優等生な表現が多いとも言われます。しかし、今回の展示は広く一般に開かれることを想定しています。その時、刑務所の中にいる人たちにどのようなテーマを問いかけたら良いでしょうか。共に考えてくださる方の参加を歓迎します!
助成:東京芸大「I LOVE YOU」プロジェクト
協力:龍谷大学ATA-net研究センター、一般社団法人刑事司法未来
Comments are closed.